母校の追いコンに


 遊びに行き、ついでに2曲ほど弾いたんだが、上手い人は上手いなー、とか、最近の自分の演奏はクソつまらんなあとかボンヤリと考えた。で、上手い人の演奏は上手いんだけど自分の中でそれで終わってしまう。「上手い=なりたい」「上手い=負けない」にならない。
 果たしてジャズはスキルゲームなのか、という疑問がある。上手くなればそれで良い音楽なのか。いや、ジャズはそうなのだろう。でも俺の中でそれはあまり良しとしていない。キメッキメで難しい曲をやり、華麗なソロを弾き、それで満足かと言われると全くそうは思わない。じゃあ、俺の中のジャズ=即興とは何か。歪さではないかと思った。ただこれは全く自分の中で結論がついていない。
 まあ、話を戻して今日来てたピアニスト(他大母校のOBが多かった)はとにかく上手かった。文句無い上手さだ。だがそれに満足しない俺は何を弾けば良いのかな、と久しぶりに思い悩みつつ真っ暗な川原に自転車を走らせたのだった。