まだ寝なかったので



今日泡飛ばして喋り捲った音楽観をメモ。
今度真っ暗な空間でピアノとパーカッション、あと若干の光を使った遊びをする事にした。実はこういう事がずうっとやりたかった。音楽を空間込みで作りたかった。音ってのは空気の振動であって、俺はその音を無音も含めたオン・オフ的なもので表現したくて(と書くと訳わからんのだが、要するに休符を含めた音作りをしているという事だ)、それはやっぱり突き詰めていくと「空間の演出」にまで手を出したくなってしまう。隔絶した世界を作りたいのだ。ライブハウスとかジャズバーとかでやるのはまだ半分だと思っている。その為に色々アイデアを出していたが、どうやらそれが一つ叶いそうでとても嬉しい。
で、こんな事も話した。テクノロジーの進化はますます家に居ながらにして何でも手に入るようになっていくだろう。音楽やら映像やらは、本物と大差ない画質と音質でお手軽に楽しめる事が出来るようになる。今の動画共有の流れは、間違いなくそちらの方向に進んでいる。しかし、思うのだよ。家でバーチャルに楽しめるようになればなる程、「祭」としてのイベントの需要は進んでいくと。デジタルに埋もれれば埋もれるほど、アナログが欲しくなると。これは絶対に周期がある。もしくは、二つが二極化して進んでいくと思う。もしかしたら音楽業界は共有による売上減少のせいで業界再編または縮小にあってしまうかも知れないけど、そこから間違いなく新しい方向へ進んでいくと思う。(クソみたいな足の引っ張り合いさえなければ)
俺もネットというバーチャル世界を相当に満喫したりしているが、いや満喫すればする程現実世界というか外の世界の重要性をひしひしと感じてくる。イベント業界の片隅にいる事もその思いを強くするのだろうな。現場の力は凄まじいよ。大掛かりなコンサートってのは、巨大な感情の空間でもある。俺はそういう所は別にそこまで興味は無いが、自分の出来る範囲内で空間を作りたくなった。「暗点」と名付けたその空間は、もう一度、近い内に実行する。
今日は楽しかったです。