はんせい


 昨日は5年ぶりにライブをやったんだけど、しょっぱいなーって自分でも思った。見に来てくれた後輩が爆睡こいてたんだけど、それはもう、しょうがないよねえ。つまんなかったら寝るよねえ。と、陳謝しきり。まあ、彼は馬鹿なんで遠慮なく「つまんなかったですね!」とかいえる人なんだけど。
 多分、個別では悪く無い。問題だったのは三人の連携が全くと言っていい程取れてないのと、曲不足。練習不足。曲ごとのテーマが何も無かったし(即興→渡良瀬くらい)曲数が少ない癖に「1時間もたせてね!」とか言われてたので(今思うとこれは結構無茶振り)ソロとか展開で水増しして、結果全てがのっぺりとした展開になってしまった。トリオなんだから一曲5,6分くらいでよいんだよな。6曲は用意する必要があったな。
 あとはプレイヤーとしてH君はとてもよいドラマーなんだけど音で空間を「塗りつぶす」のが好き。俺は空間を「スカスカにする」のが好き。て感じで今回は長所を潰し合った所がある。多分曲を練ればこういうギャップというのは無くなっていく(はず)なんだが、そこでも練習不足が出た。あと俺が爆音の元気良いジャズというのが本質的に下手過ぎ。パターン無さすぎ。根本的に「別にピアノでそんなの弾きたくない」と考えてるのが大問題である。
 まあ、後は「俺別にまだライブやりたくなかったんだなあ」というのが如実に出た感じだった。自分でまだステージに立つイメージできてなかったんだなあ。ピアノは好きだし毎日弾いてるけど、「何を客に見せたいか」が掴めてない。暗点くらいかな出来たのは。あれはホントにコンセプトとパートナーに恵まれたイベントだったな。惜しむらくは俺に集客能力が皆無だった事。