残業は利益を生まないのか


http://d.hatena.ne.jp/tragedy/20080425/p1

要するに「短期的に利益を生む」残業経営を、現場の人間をものすごいスピードで入れ替えることで無理やり「長期的」にしてしまうという手法だ。


 人材が絶えず流動しているという前提ならばこういう荒業も可能なわけだね。補充することが出来る限り、今のコマを必要以上に大切にする必要が無くなる。まずは認めよう。「こういう考え方があって、少なからずそれを採用している企業がある」クソったれな事実だけどね。でも事実は事実だ。
 ちなみに「鍛錬の為に残業する」という考え方もあって、それは「辛い事をすればする程後の為になる」という思考が基本になっているのだが、こういう「千尋の谷に突き落とす」方法は「キチンと管理して育成させる」方法に常に勝る方法なのかどうか。これは未だに結論がつかない。僕としては「そういう部分もあるし、そうとも言えない部分もある」としか言えないんだよな。「千尋の谷から這い上がれなかったら、それはそれだけの人間だと言う事だ」とかね。確かにそうだけどそれは一種の責任放棄に繋がってないだろうか。自己責任を無限に広げるのは大体において詭弁だと思う。そうならばこっちにだって訴える権利はある、てな具合に。