さて、ジャズ一年生が②


 まあ上でまず言いたい事はいえたから、後は思い着いたまま言うけど、ジャズ研はいつになったら最初の一歩目を枯葉とFブルースにする、なんて暴挙をやめてくれるんだろうか?俺は何年も何年も前から言ってるのだけど、Eb管とBb管とギターとピアノは最初の一歩目が違うんだっつーの。Eb管はEbから始めるべきだし、Bb管はBbが一番簡単だ。そりゃその楽器のドレミファソラシドなんだから。同じ理由でピアノはCが一番簡単なんだっつー話を意外と理解している奴はいない。ピアノに限定して言うと、フラット、つまり黒鍵が一つ増えるたびに複雑さは一つレベルを上げていく。つまり、枯葉(G=Bb、黒鍵二つ)Fブルース(Fのミクソリディアン、つまり黒鍵二つ)はそれぞれCの黒鍵ゼロから比べるとレベルが3に該当するのだ。
 ピアノの人はいきなり「さあ、ジャズ三年生からやろうか」と言われるようなもんである。ただでさえ上で言った三つの壁と戦わなければいけないのに。はっきり言ってこれがちゃんとレベル1になってくれるのはBb管の楽器、つまりテナーサックスとトランペットだけである。*1
 どの楽器でも音楽でも、最初の一歩目というのは大切なものである。
 ピアノの一年生を抱えてるジャズ研上級生に言いたいのは、悪いこと言わんから新入生ピアノにはCジャムブルースとFlyMeToTheMoonをやらせなさいと。*2黒い鍵盤なんて考慮しない方が簡単に弾けるに決まってんじゃねえか。同様にEbのアルトサックスにはEbのブルースと歌モノを教え込むべきである。つまりピアノとテナーとアルトの新入生が来た場合、上級生は3つのキーを(C、Bb、Eb)自由に弾けてるようにならなきゃいかんのだ。まあ、大変だわな。

*1:今調べた。マジかと。二個の楽器に全ての楽器が合わせなきゃいかんのかと

*2:ホントは上の理屈で言うとCブルースじゃなくてGブルースが適しているのだが、さすがにGの曲は他に応用が効かなくて…