大人になっても漫画を読むということ

http://d.hatena.ne.jp/izumino/20061030/p2

 だから、多くの不良少年は能力が欠如して落伍していくのではなく、能力がありすぎるために破目をはずして土俵の外へ足を出すのである。

 これは青年漫画の話ですが、野球マンガラストイニング』の主人公が、その天才的なデータ野球の「能力」によってチームを甲子園へと導きながら、その徹底したデータ野球によって審判に目を付けられ、ジャッジによって負け……ヤクザに拾われ……詐欺まがいのセールスマンへと落ちぶれ……、という筋書きからも学べるでしょう。
 どれも、主人公の「個性」や「特長」、つまり「秀でた能力を活かした結果」であって、能力を伸ばすことで「尖った生き方」しかできなくなっていく人間の悲哀が描かれていると言うこともできます。

うわ。全くその通りだ。ものすごく耳が痛いというか、勉強になった。