そういや


 2ヶ月くらい放っておいておった。最近ツイッターでばっか書いてたもので。「まとまった文章はこっちに書こう」と思ってもなかなかまとまった文章なんて書ける機会なんて俺には無いのである。書き始めたら止まらない人だけど、書き始めるまではいつも頭の中では単語と文節しか浮かんでいない。俺が色々な事に思い悩んでる間に世界はいつの間にか年をまたぎ、外は冷蔵庫になり、俺はその中を自転車で突き進み…という日々を送っている。
 去年で大体20代の俺は終わった。と、思う。最近は何か10年間くらいをすっ飛ばしたような感じになった。年を食ったのか、中身が幼くなったのか。とにかく「新鮮」になった。今年の新年はとにかく計画的に何もしない日々を送り、お陰で色々とリフレッシュ出来たように思う。「連続性を断ち切る」事にはひとまず成功した、というか、そんな感じ。
 一年の計は元旦にありというが、とりあえずこの時期例年俺は何かを始めたがるらしい。という訳で新しいバッグを買い、ノートに字を書きまくり、そして英語を改めて勉強する事にした。さし当たって英文法の本を買って今読んでいる。目的は次の転職を見据えてTOEICでまとまった点数を取る為だが、俺は「勉強」にすると全く続かないのを自分で良くわかっている。なので、とりあえずまとまった時間俺はこの英文法書を普通に読書する感覚で読み始める事にした。いや、単純に面白い本なんだ。何回か重ねて読んで、それで結果的に覚えられたらラッキー程度で考えてる。
 無職野郎が働き始めて1年半。最近はやっと仕事に「慣れて」きた。色々と上手くいかないのも、職場の人と打ち解けられないのも、仕事がクソつまんない上に碌に無いのも「慣れた」。正確には、それと「相対する」やり方を覚えた気がする。んで少し余裕が出てきたので先を見据えたくなったのだ。ここで後2年。ひょっとしたら後4年いれるかも知れないが、それで良いのか。これからどうやって生きていくか。20代に追っかけてたものは大体全部幻だった。これからは、別の幻を追いかけてみようかと思っている。皮肉な事に、20代に追いかけてたものが幻だと知り、自分の「性能」を知り、社会の歯車として毎日生活をしていて、やっと俺は「人生」みたいなものがぼんやりと見えるようになった気がする。
 俺は自分を「使って」、「社会」の中で「生存」していかなければならん。そう出来るようになりたいのだ。たぶんちゃんと出来たら凄く面白くなる。2012年はその入り口に立てるようにはなりたいなあ、とか考えている。