俺用のジャズ


 昨日母校の追いコン行ったらもう既にセッションタイムが終わってしまっていて、ガッカリした私は飲み会でちょっぴり弾けてしまった。いつもと同じ風に見られたかも知れませんが昨日のはちょっぴり反省したのです。あれは多分鬱陶しいおっさんOB像そのものだったと思う。気をつけますすんません。
 まあそれは置いといて。
 最近どーーーも自分のピアノについて悩みを感じる。というのも昨日一瞬だけ聞いたバンドの演奏がなかなかレベルが高くて、多分昔の俺だったら「やりたい!」という音楽だったはずだからだ。んで、後輩さんには大変申し訳無いんだがそれに魅力をあんま感じなかった。上手くないから?いや、上手いです。カビの生えたベタベタジャズだったから?いや、現代的なスタイルで革新的でした。
 じゃあ何じゃい、という。というか、最近俺より下の代で上手い人がホント増えてきた。20代中盤らへんはプロレベルがゴロゴロいるので、考えたら当たり前の話だ。後輩でも俺より上手いのは沢山おるだろう。
 俺はそういう「上手い演奏」に自分の耳が慣れてしまったのではないか。「革新的なスタイル」に興味を失ってしまったのではないか。そんな風に思う。それでいて昔ながらのジャズには相変わらず興味を感じない。じゃあ何に好みを感じるのだろう。
 ピアノは弾き続ける。大好きだし自分に才能みたいなものを感じる。その「才能」て何だ?上手い人がゴロゴロいるくせに、どこに俺は自分に対して魅力を感じているのだ?自分がナルシストになる要素はどこにあるのだろうか?
 それが言葉に上手く紡げない。
 とりあえず「爆音のドラムは要らないし、アドリブを重視しすぎてリズムを崩壊させちゃうベースも今は欲しくないなあ」と昨日は思ったのでした。ホント、未だにジャズの人とちゃんとコミュニケーションが取れてる自信が無い。