ふと


 昨日兄貴の話をしていて(与えられた外見的才能の大半をドブに捨てた男として)小さな頃のアルバムが見たくなり、開いてみたらそこにいた「自分と思しき者」が思い切り貧相で神経質そうで、それでいて調子こいてそうなガキで何か物凄く恥ずかしくなってしまった。一晩経ってもっかい見たら何か笑えた。
 調子こいたせいで色々と台無しにした思い出がフラッシュバックしてきて少し悶えた。ただ、ちょっと自己を振り返る事が出来て、それは良かった。