それでもボクはやってない


http://www.nakashimalaw.com/essay/miyamoto/0903.html

 いつのことだったか、滅多に見ないテレビを見ていたら、弁護士が4人出演して、痴漢に間違えられて取り押さえられたらどう対処すべきか?という問題に回答していた。4人のうちの1人は、いわゆる「ヤメ検」って言って検察官あがりの弁護士さんだったから、まあ要するに聴く価値がないので無視すると、残る3人のうち2人の意見は、「走って逃げる」だった。
  驚くかも知れないけど、って一応、驚いて欲しいんだけど、残念ながら、これは正解だ。圧倒的に正しい。

「誰でも有罪と証明されるまでは無罪と推定される」っていうのが、一応、世界中の刑事法では、大大大大大原則とされているんだけど、こんなの(推定無罪っていうのね、一応)は、この国ではまったく形骸化してる、というか存在してない。なんせ有罪率は99.9%だ。

 「それでもぼくはやってない」は噂は聞いているんだけど怖くて見れません。