喧嘩できない間柄


http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20090516


 そうね。そうかもね。これは民主党の考察だけど、自分のプライベートの話に置き換えてみる。
 むかーしの話だ。自分は結構気性が激しくて、ちょっとした事で追い掛け回したり怒鳴ったりしていた。癇癪起して泣き出すのもしょっちゅうだった。それくらい昔の話。ある時、やっぱりちょっとした事で喧嘩になって、酷い醜態を晒した事がある。その後マンションの階段で泣いた。それ以来怒る事に嫌悪感を持つようになった。
 怒る事に恐怖も覚えたのもその辺りだった。やっぱりちょっとした事で喧嘩になって、その時に初めて顔を殴られた。ショックだった。殴り返しもしたけど、その後物凄いやっぱり醜態を晒して、酷く嫌な思いをした。自分は弱いんだなあ、と言う嫌な刷り込みもその時に起こった。その後、もっと嫌な事が長い間起こった。
 その時以来、自分の喜怒哀楽の一つは完全に封印されてしまったように思う。関係が壊れる、というよりも、関係を「壊す」のが嫌だった。自分が怒った時は「そこまで、必ず行く」という変な確信があった。マジギレのマジギレは自殺に似ている、というそんな感じ。
 ただ、これでも長い事生きてて、それだけでも良くないなあなんて事を思い始めた。でも、自分の「そういう部分」を晒すのは時間がかかる。気付いたら、自分はこれ以上無く頑固で人見知りな人間になっていた。