それじゃ便乗して民族学校通ってた在日もちょっと書いてみるか。


http://anond.hatelabo.jp/20090415055817


 引き続き在日の人の生の意見。面白い。
 ところで嫌韓なんだけど、そこそこ長い事ネットで棲息してる俺がはっきりと「ムーブメント」として嫌韓を確認できたのは日韓WC。そしてその後の嫌韓流で一気に加速した感がある。ただ、実際に胎動が起きたのは90年代後半の小林よしのり従軍慰安婦戦争論じゃないかなと。んで、またわかりやすい事に21世紀に入ってわかりやすい嫌日のムーブメントが外国で起きて、それに対する反動は非常に起こり易かった。
 んでそもそも何でこの嫌韓(嫌中)ムーブメントが起こったかと言うと、それそのものはそれ以前の戦後左翼の反動に過ぎなかった。*1その反動を加速させたのは、当時はまだまだマイノリティだったネット社会にそのアウトサイダー的な、それでいてわかりやすい「反左翼」がとても相性が良かったんだと思う。ネットでは2chを中心に右翼思想が一気に広まっていった。んでそれの更なる反動として「嫌ネトウヨ」が生まれてまた広まっていったのがここ数年、て感じ。ちなみに日韓WCでは嫌韓だけじゃなくて、その韓国を異様に擁護するテレビマスコミの気持ち悪さも批判された。それは今のマスゴミ批判に繋がるわけですね。


 で、ここまで書けるって事はやっぱり結構な影響は俺自身も受けてるわけで、今でも立場としてはネトウヨに近いんだと思う。ただ、ある程度年を食うに従って色々と考える事はあったというか、何というか「ミクロの世界にマクロを持ち出すのはアホらしいよなあ」と思うようになった。ニュースを見てるとアメリカは顔はニコニコ腹は黒々で韓国は良くわかんないことで勝手に怒り出して、中国とロシアは虎視眈々と悪い事を企んでるって風に見えるけど、それはそれ。国レベルの話ですからね。マクロはマクロで考える事は山ほどあるけど、それを生活の上で出すのは無意味だよねえ。キムチは美味しいです。最近はタイカレーの方が大好きです。また買ってしまいました。あああああ。

*1:小林よしのりが右翼思想に入ったのは従軍慰安婦問題への疑念が発端