ジャズ研お邪魔覚書


 今日はバンド練もアリという事で、14:30という早い時間からお邪魔してしまった。8時間ピアノ弾きっぱなし、または教えっぱなし喋りっぱなし。さすがに少々バテた。
 自分のピアノが「如才無い」感じになってきた。毎回100%の力を出してるわけじゃない、扉を開いているわけじゃないのに音が一定以上のクォリティを持っている。指も回る。音がまとまる。この事については練習の結果が出てるな、と思う部分もあるし、出し切れてないと感じる部分もある。このまま上手くなり続けたら「酔っ払ってもピアノが弾ける」人間になってしまうのかな。それは嫌だな。本気の演奏がしたい。


 さり気に今の母校ジャズ研って相当に充実してるんじゃないの、と思った。他大生が集まってくるのも何となくわかる気がする。レベルが高いと一概には言えないが、とにかく熱気があるし皆が楽しんでセッションをしている。ひとえに現役の皆さんの真摯な思いの結晶だと思う。ふと考えると今年のジャズ研にはもう4,5回はお世話になっているし例年よりも現役生と馴染んでいる気がする。いい子ばっかだよ。今のジャズ研。ホントに。
 技術で言うと矢吹君は周りが言うよりは努力の成果が見えているし、事実上達していると思う。「どこやってんのかまるでわかんねえ」状態にはならない。こういう風に言うと当たり前なのだが合宿の時点の彼は「論外」だったのだ。特にピッチがしっかりしてきたね。アルコでピッチを丁寧に確認する練習を欠かさずやれば相当に「合わせやすい」ベーシストになるだろう。ウッベ弾きはピッチのしっかりしない人が意外と多いので、ここを押さえると相当にアドバンテージになる。ピアノは二年一年とも成長期に入っている。後はバッキングの研究をしたら良いね。管は一回全員集めてレッスンをしてやりたいわw吹き慣れてはいるんだけど、アドリブ、という事で考えたら一つブレイクスルーが欲しい。多分お手本がいないからそうなってんだろうけど。誰かプロの管が母校に遊びに行かないかな。ディープさんとか。
 

 OBの立ち位置って難しいよな、と毎回行く度に思う。他人では無いが部員(同僚)では無い。無条件の敬意が(形式上でも)得られるのも厄介だ。俺はそんな無条件の敬意が得られるほど偉い人間では無い。ジャズ研は現役生達のものだ。彼らに敬意を忘れてはいけない。