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予定調和が好きな人と嫌いな人がいる、という事に気付いた。
皆で同じことをやって共有する事に快楽を得る人もいれば場の雰囲気を一旦崩してから再構成する、という事に興味を持つ人間もいる。俺はどちらかといわれたら、圧倒的に後者の方だろう。最近は調和の妙も随分と知ったが、それでも基本的にはフェイントが好きだ。相手を驚かすことが好きなのだ。
だから音楽をしたり表現をしたりするのでも「似たような異常者の集まる」空間というのは縁が無いし、そこまで好きでは無いのかも知れない。数年前に大喜利のオフ会に行って埋没した時のように。異常な事を「競い合って行なう」のは何というか、向いてない。「予定調和の中の異常者」くらいが丁度良い立ち位置なんだろう。実際、俺の人間としての器は非常にちっちゃなものだ。俺は何だかんだ言って非常に平凡な考えをしていると思うし、だからこそそれを外れる事に興味を抱いているのだろう。「君はひねくれてるし変人」とか言われると違和感を感じるのはそのせいなんだろうなあ。まあ、違和感を感じているという事は知らん間にモノホンの変人になってしまっているのかも知れないけど。自分が変人かどうかなんて所詮周りが決める事ですからね。俺はとにかくそういう「積み木を一旦壊して別の形に作り直す」行為が好き。