さて学祭は行けないんですが


 よみうりランドで僕(以外)と握手だ!をやってくるのです。
 んで行けない私は学祭についてちょろちょろ何か書き乱したろうと思ったのですが、さて何を書くか。俺がフリーのバンドやってたら部員のほとんどが寝てたとか?空いてる時間に一人で延々とソロを弾いてたとか?3年くらい連続でまんが屋に突撃して同人誌をかき集めてたとか?ロック系サークルに乱入してセッションしてたとか?長髪のカツラを前後逆にかぶって貞子状態で校内を練り歩いてたとか?あれは楽しかったなァ。
 とにかく俺は他バンドの演奏をまともに聴かない人間なので、実際ジャズ研の演奏はほとんど聴いていなかった。暇だから適当にあちこちを歩いて暇を潰していた。飽きたら時々帰ってきた、みたいな体たらく。ピアノを弾く時だけが楽しかったが、野外演奏は嫌いだった。音が散っちゃうから。当時は今に輪をかけて協調性が無かったから準備も微妙にサボっていたように思う。ピアノを必死に運んでる後輩を茶化したら本気で睨みつけてきたりしたなあ。あれは俺が空気が読めてなかった。すみません。(虚空へ謝罪)
 学祭は皆がだらだらしていた。弛緩した空気が漂っていたように思う。ステージに上がる人間だけが真剣というか、緊張した面持ちをしていた。後方にはたまたま訪れたおっちゃんがちらほら。全体に薄暗い。ドアは閉まっている。俺はそういうジャズ研の発表会場が好きじゃなかったけど、隔絶した空間を作りたがるのはどこもそうなので余り大きな声では主張出来ない。手作りの穴倉がそこらかしこに出来ていた。ペンキやマーカーでべったり塗られたベニヤ板がそこらかしこに並んでいた。当時の4年間の学祭を思うと、妙な気分になる。ノスタルジックと当時抱いていた違和感や不満がごっちゃになった感覚だ。


 あー暗点的なものがしたいなあ。現役の人達はがんばってください。そして、何かを感じ取って欲しいと思います。今だから言えるけど、学祭って本気になったらもっと凄いものが出来ると思うよ。音楽的な話じゃなくて、イベントとしての話。