曲と時間空間


 俺はどっちかって言うと速いテンポの曲よりも遅いテンポの曲の方が得意だ。その代わり、頭の中で倍以上のテンポに換算して弾いていたりする。大体俺が変なタイミングで音出している時は大抵そうね。
 例えば、8分音符で弾いたら1小節は8分割される事になる。3連でやったら12分割。16分で弾いたら16分割。しかし、それをもし脳内で30分割したらどうなるだろう?それは1小節の中で30回音を出すタイミングが出てくるという事になるのだ。勿論、12分割の世界(ジャズは大抵そう)から見たらトリッキーなリズムになるだろう。速い曲で皆に合わせて4ビートを弾いているのとは違い*1、こういうアプローチを取ると自分だけが別の時間空間にふわりと浮いたような感覚を得る事が出来る。これが非常に気持ち良い。ゆえに、周りから変態とか言われても俺は「リズムの細分化」を止められないという訳。
 ちなみにあんまこれをやってる人って他に見ないので他の音楽も大して聞かないで、結果的に他人と会話が合わなくなるのもこういう訳だ。うわーん。ジャズ友達できねー

*1:これは何というか地表でダッシュしているような感覚