mixiで書けること書けないこと、書きたいこと書きたくないこと



http://d.hatena.ne.jp/more_k/20060704/p1

mixiこそ友達とのおしゃべりの延長線上にあるもので、昨日何食べた、どこ行ったという話はしやすいけれど、友達に話せない「王様の耳はロバの耳」はBlogにこそ書ける。mixiに「昨日手首切っちゃった、アハハ」とか書いたり、「サン×ゾロは全員死ねよ」とか友達に話す人はあまりいないでしょう。現実では友達は財産で、mixiではマイミクが財産とすると、その財産を守るために過激なことはmixiに書きづらい、という抑止力が働くんじゃないかな、と。

 そう、まさにそれなんだわ。自分の場合は完全に「面白がってもらえる」ように書いてるからまた話は少し違うかも知れないけど、向こうでは常に「相手のリアクション」を想定して書かなきゃいかん。ここも見てる人数は大して変わりないかも知れないけれども、それでも他者との繋がりが濃くならざるを得ないmixiと誰がどう見てるのかすらわからんブログでは、必然と書きやすさ書きにくさは変わってくる。
 だけど、そもそもこの広すぎるネット世界において「濃すぎる関係性」を構築したSNSという空間はやはり独自で、画期的な事なんではないかなと思う。あそこにはリアクションを常に想定しなければかけないけど、全く預かり知らん他人と密な関係性になれる所なんて他には無い。密すぎる空間に疲れて逃げ出す人はいても、それがSNSそのものの崩壊には繋がらないと思う。
 つまり、結論を言うと、こうだ。
mixiは「仲良い友達とズブズブに付き合う」か、「赤の他人と縁を繋ぐ」為にある。
 それさえ意識してれば俺は大丈夫だ。別に書く場所はmixiだけじゃないし、本音は使い分けていけばいい。