過去の恋愛



 僕には以前すごーーーーーく好きだった子がいて、実は今もその未練は残り続けている。その人の現況をまた聞きする。一喜一憂する。どちらかと言うと憂の方が多くて、僕はその度に大きく落ちこむ。一般論として、よく男の方が女々しいと言われるが、たぶん僕は相当に女々しい部類なのだろう。自分の中ではもう美しい感情なのか単なるトラウマなのか、既に区別がつかない所まで行ってしまっている。あるのはただ、妄想と苦しみだけだ。
 はっきり言ってそれは完全に終了した恋愛であり、再び線が交わる事は最早あり得ない。それでも昔の記憶は消えてくれないし、付随した感情も消えてくれないようだ。苦悶する。でも、彼女を恨んだり、無茶な手段に訴えようという気は全く起こらない。これは僕の問題だからだ。そして、僕はこの感情を消去してしまおうとも、全く思っていない。
 忘れようと思えば、忘れられなくなる。嫌いになろうと思えば、嫌いになれなくなる。否定すれば、必ず反発が訪れる。だから僕はこの感情は「この感情のまま」自分の胸の内に仕舞っておこうと思った。いつか、これを超えられるように。
 超える事が僕の「物語」である。
 そういえば友人の元恋人は別れた後ストーカーになったと聞いた。馬鹿みたいだと思った。現状を見なければいけない。見て、判断して、そうすれば自分の感情が「現状を動かせる代物」なのか「自分だけの問題」なのかがはっきりする。線引きをしたら、後はそれに従えば良いのだと思う。


 ちなみにこれはmixiに出すと色々とうるさそうだからブログに書いておいた。別に他人の意見なんぞ聞きたくないし。