映画化希望 ビジネスホラーの傑作「セブンイレブンの罠」


http://d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20091220/1261285986
 何度かここでコンビニ会計の話は書いた事がある。んで「集中出店して競合させる」というタコが足食うような話も聞いた事がある。でもオープンアカウントは初めて聞いた。何でも諸経費を一旦本部が全部立替えてから利益と相殺させるのだそうだ。「領収書、請求書、明細書など独立商店なら自己管理できるはずの会計内容を一切明らかにしない会計手法」だとも。

オーナーが自殺したり過労死してもフランチャイズオーナーに強制された共済保険によって、さらなる利益を得るわけだ。
最初から最後までまったく無駄なく効率的にオーナーを喰い物にするプロセスなのである。

 さて、コンビニ問題は本当ーーーに根深い。何故なら、そのコンビニ残酷物語の恩恵を一心に受けているのは本部だけじゃなく、我々自身だからである。こちらは元店長の話だが、彼はこのように述べている。

たとえどんなに本部がひどい商売をしていても、自分の利便性のほうが大事と言う人のほうが圧倒的に多い。その裏でどんなに沢山の人が泣いていたとしても、だ。

 コンビニ問題を語るには、我々が大いに公的に議論をする必要がある。もう一つ問題があるのが、コンビニはマスメディアの大スポンサーだと言う事だ。公的に議論をするのさえ、現状では憚れている。せめてネットで議論が白熱してくれたらな、なんて思ったりもする。