ネットで見たすごい文章(芸術の感想文編)

数学的でいう無限、集合、カオス理論といった概念のもつ規則性/反規則性は、こと「生態系」だとか、「進化論」、「自然成長性」、「自生的秩序」、などといった生命系のメタファとしてもとても相性がよく、数学的にディジタルな池田のアプローチは、逆にアコースティックに生命のエモーショナルなゆらぎを美しくまたフラクタルに可視化し、生命が「単一の目的」を持った発展ではなく、いわば進化論での系統樹のような枝分かれとして、いっぽう異物を排除してすべてを表層的に分類し秩序化してゆく現代へのアレゴリーとして、ポエティックな意味も込めなかなか面白い作品だとおもったんだけどね。

 こんな人とコジャレたカフェで「ウイ。ウイ。」とか相槌しながら喋ってみたい。(みたくない)