ピアノ弾きについて


 当たり前の事を書いてみる。ピアノってのは横一列に敷き詰められた白鍵と黒鍵を10本の手の指で弾く楽器である。偏りはあるが、大体において一回弾こうと思ったらその10本の指を全部使って一つの音楽を表現する。
 さて、当たり前の事を書くが10本の指ってのは全部がバラバラの長さであり、また、神経の繋がり方も筋肉のつき方も全てが異なっている。ピアノ弾きはその条件が全く異なる10本の指を「イメージ通りに、均等に使う」事を要求される。勿論、それが自由に出来るピアノ弾きは技術力のあるピアノ弾きである。*1
 だらだらと何を言いたいかと言うと、最近少しサボりがちになっていた俺の指が反乱を起し始めてきたようなので一回本腰入れて鍛え直さんといかんな、という話。個人的な感覚なんだけど、指を鍛えると感覚が鋭敏になって、鍵盤を重く感じる事が出来る気がする。駄目な時は軽いんだわ。ピアニッシモとフォルテッシモを自由自在に弾けてこそのピアノ弾き。嗚呼、何てレベルの低い話。

*1:勿論「技術力のあるピアノ弾き」と「良いピアノ弾き」はイコールじゃない。ただ「良いピアノ弾き」は技術の先にあるのは確かだ。