さて合宿記


 ↓みたいなニュースがいきなり飛び込んできて思わず書いてしまったが、本当は俺はここでぐだぐだと合宿の感想が書きたかったのよ。何回か分けて書くかも。合宿記。書く気力さえあれば。
 色々あった。楽しかった。後輩たちは凄く熱心でそれに関しても言いたい事は山ほどある。が、今回はとりあえず自分の演奏について書いてみよう。
 久々に長いことピアノで人と合わせる行為をやったのだが、以前と比べて自分の演奏の「分かりやすさ」が鮮明に出てきたと思う。今回は余り「崩壊」に繋がることだとか「ぶっちぎる」的な演奏はやらなかった(と思う)。自分で言うのも何だがとてもバップ的だったし、リズムを壊すことよりもリズムを煽り立てることを重視していた。後輩には「客を踊らすつもりでアドリブしてみ」と言った。昔の自分はひたすらリズムを壊すことばかり考えていたのだから、大した変化だと思う。「壊す」事よりも「繋げる」事。枠の中での盛り上がりを第一に考える事。
 OBバンドでの演奏なんて枯葉以外全く新味のある事なんてやっていなかった。ホントは枯葉のフリーも不要だったと思う。即興はまた「別」の場所でやりたい。ジャズのアンチテーゼとしての即興なんて、俺の中では去年の暗点で既で終わりを告げている。今回合宿に行くことで、自分の「ジャズ」は上手くなったんだなと確信を持つことが出来た。だが、それだけじゃ駄目だ。本気の即興をどこかでやらなければ。