今日のジャズ日記


 今日はクソ暑かったけど、少し慣れてきたら有り得ないくらい指が軽く動きまくった。鍵盤の重みが指に正確に伝わる。この感覚を味わうのは久々だな。
 で、これまた基本的な曲「酒薔薇」を弾く。この曲は自分の中ではかなり得意な部類に入り、枠の外でも内でも思い通りに弾ける曲なのだが、それでもやっぱり違和感のある部分はあったんだよね。「Bbm7 Eb7」の部分。何かここが気持ちよく弾けなかった。
 それの謎はやっぱり主メロディにあった。普通に考えると上記コードはAbに続く2-5なのだから、Aは勿論フラットさせるべきなんだけど、ここの部分のAはフラットさせないのが正解みたいなのだ。歌モノというのはコードを前提として曲が作られているわけでは無い。なので、厳密に考えると記載されてるコードのスケールとは若干違った音が当然の事ながら、要求されるのである。そのヒントは常に主メロディ、つまり歌の部分に隠れている。歌に出ている音と記載コードがぶつかっているとしたら、その両方を満たすスケールを考えなければいけない。