改めて思う


 俺が人を好ましく思う基準は「面白いかどうか」だ。勿論、人は面白いところがいくつかは必ずあるので、それを発見する事さえ出来たら好ましいと思う事が出来る。問題なのは、俺と真逆の考えをする人間が世の中の大半だと言う事だ。最初に自分の中で「善悪」「好悪」のフレームを作ってしまって、そのフレームの中でしか物事や人間を考えられない人がいる。流れが悪いせいか、そういう人の近くにいるようになってしまった。ここ数ヶ月、結構俺は運が悪いと思う。
 何だかんだ言って俺は「感性」の人間だからね。元カノのようにはっきりと区別は出来なくとも、身の回りが良いものがあるか悪いものがあるか、流れが良い感じか悪い感じかくらいは判別出来る。たぶん、あの人は俺と相性が悪いんだろうなあ。運の悪い人間、悪いものが憑いている人間、相性の悪い人間、さて、一緒にいるべきでない人間はどれ?