女性的なもの


 最近80年代〜90年代初頭の音楽を流し聞きして感想を書く、という行為をしているのだが、この年代のポップスはとにかく「艶っぽい」。男性ボーカルが歌っていても女性的な細やかさや混沌さが表に出てくると思った。全くの直感だけど、この「感想を書く」という事を頼んできたのは女性なのだが、この人こういう世界観がすげー好きなんだろうな。去年一緒に見たグレゴリーコルベールを連想させる。美しくて、妖艶で、どこかファンタジーの混じったような感じ。正直全く肌に合わないんだけど、それこそ単なる人間性の違いというものだろう。逆に「ああこういう世界観があるんだな」と感心させられる。更に偏見を言うけどこの年代の男性アーティストのゲイ率って多いだろ。すげえ多そう。そしてその女友達はアジカンが大嫌いなのだが、それも何となく理解出来るような気がする。音楽の好みってホント人間性が出る。文字もそうだろね。俺はゲイ的要素が多分あんま無いんだろうな、なんて思ったりした。