たぶん、何というか


 最近将棋やってるじゃないですかあ。んで今日は暇だったんで地区センターで将棋盤と本をにらめっこしながら色々やってたんだけど、何というか将棋はメチャメチャ難しい。というか、俺の今までに出来ていたジャンルの分野では明らかに無い。一応オセロって言う前段階はあったにせよ、論理的に読み合ったりだとか激しい攻守とか、とにかく「先を読んで行動する」というのは俺は実は余り持ち合わせていない能力だったんですよ。だから面白いけど凄い苦労している。2ヶ月くらいやってハム将棋にもまだボロッカスに負けるレベル。詰将棋はやっと五手詰。
 そう考えると今勉強している会計も自分の延長線上とはとても言いがたい。基本数字と睨めっこだし、概念がやたらと回りくどくてイメージがなかなか想像できない。用語も漢字7字とか余裕である。今会計学の基礎の本を読んでいるが、よくもまあここまでわかりづらく作ったもんだよ、と感心する毎日である。イベントもそうだよね。事務仕事を経て如何にアレが自分の属性じゃないかもよくわかった。上手く出来ていたのは無駄に長くやっていたのと基本が「馬鹿でも出来る仕事」だったからだろうと思う。
 「向いてる向いてない」で行動を決める気は余り無いけど、少なくともどれも自分の「学びやすい」ジャンルでは無いよね。ただ、そういう事ばかり俺は何故かここ数年、無意識に選んでやってきた。今までのように「興味ある事」「吸収しやすい事」ばかりでは無く、あえて駄目な部分、自分がショボくなる部分を取り入れてきた節がある。それは前の会社を辞めたときから?免許を取って四苦八苦した時から?営業セミナーでの飛び込みがまるで出来なくて悔し泣きした時から?わからない。きっかけがまるでわからない。ただ一つ言えるのは「今の自分の流れはそれなのだ」という事。得意なことと不得意なことを両立させるためには、不得意なことを学ばなければ駄目なのだ、と今たぶん「直感で」選んでいる。
 同時に「こればっかやってても駄目だ」という事も感じる。今やってる会計だとか読み合いだとか争いだとか、そういうのは基本的に俺は駄目な領域なのだ。だから最終的にはそこに落ち着いてしまっては駄目。音楽も、このままマトモなジャズにも落ち着いてはいけない。そう考えると今は大きく大きく回り道をしている状況であり、いずれか(社会的に邪魔さえされなければ)自分のフィールドにまた戻ってくるのでは無いかなんて思ったりする。先は長い。そして今の俺の立場はたぶん「土に潜っている状態」なのだ。そう思いつつ、至らない毎日を過ごしている。