それにしても



一回教え始めると本当に止まらないというか「まだまだこの先があってやればやる程上手くなるんだよう!」と教える俺の方が焦れてしまう。つーかジャズ研の伝統的な教え方に対して俺は基本的に完全に反発していて、最初に理論を教えるのがそもそも間違いじゃないかと確信めいたものすら抱き始めている。
最初にコード理論やダイアトニックを仕込んで2-5を仕込んで、とかね。違うだろうと。いやコード理論やダイアトニック、2-5は重要ですよ。弾けるようになってからね!フレージングも耳コピも、弾けるようになったら重要ですよ。つまり、これら「最初にやるべきものとして仕込まれる」ものというのは実は中級者用なのでは無いかと。枯葉も、Bb管のサックスなら一番楽な曲かも知れないけどピアノからするとレベル3(黒鍵が二つ)だ。
基本的に俺のやり方ってのはかなりシンプルで、「出来るようになる」→「選別する」だ。上記の理論っつーのは俺からすると「選別する」の部類に入る。それでは萎縮してしまって大胆なプレイなど出来ない。最初はまず弾きまくる事を覚えた方が良いと思う。弾きまくって、自分の持ち味や自信を深めていく方が、最初の一歩目としてかなり重要だ。