社会人て何



簿記をやりつつ「俺、数字に強くなったなー」とか「経済用語の頭痛くなりそうな漢字の羅列に強くなったなー」とか「帳簿つけるようになったお陰で金が知らん間に消えてるという事態が無くなったなあ」とか考えたりして、それはとても良い事なんではないかと思った。あと、まあバランスシートと損益計算書が読めるようになったり。学生の人は良い勉強になるから簿記やったらどうですか。簿記やりながら適当に経済ニュース読んでそれ系の解説サイト漁るだけで社会知った気になれまっせ。
という事を勉強でボロクズになってる俺が言ってみる。そういやこの前仕事っつーかバイトの帰りに電車で大学4年生らしき連中が「来年から社会人かー」とかしみじみ言ってるのを見て俺までしみじみした気分になった。ホント大学生って何もしなかったら籠の鳥だもんな。
「社会人」て大袈裟に言われるけど、それって何だろうねえ。
とりあえず「自分で何とかする」「何とかせなあかん」て事じゃないかなあと思った。んで、自分だけじゃなくて他人までもが「自分で何とかせなあかん」と目を血走らせているから、他に余裕が無くなって色々と優しくない事態が起きるんだよね。大学生は視野が狭いけど、余裕の無い社会人も別のところで視野が狭いと思う。何ちゅうかね、所詮皆はある程度の籠の中におるのよ。ただ、人によってその籠の広さが違う。籠が大きければ大きいほど、色んなものを見ながら行動を決定しなきゃいかん。
まあ、金を稼がなきゃ人間は生きていけんよね。何故なら人間の活動のほぼ全ては今金で買わなきゃいかんから。学生の時分まではそれを人に押し付ける事が出来るんだけどね。そう考えるとまだ俺はとても社会人とは言えないのでかなり肩身の狭い気になる。