「言葉」の呪い



「言葉」ってのは物凄い心理効果を生むもんなんですよ。
というのも、mixiでとあるマイミクさんが悩んでまして、自分の事を「不良品」だという訳ですよ。まあ実際の悩みは何か直さなきゃいけない自分の欠点があって、それを直す暇が無いという事らしいのですが。100%は無理でも今努力すれば少しは改善出来るだろと僕みたいな客観視点では思うのですが、本人はいたくヘコんでらっしゃる。たぶんですね。これ自分で「あたしは不良品」ていう言葉を使ってから更にヘコんでると思うのですよね。
この場合この「不良品」て言葉が呪いを産んでるわけです。
「あたしはこれが上手く出来ない」→「あたしはまるで不良品のようだ」からいつの間にか「まるで」が消え去って「あたしは不良品なんだ」という言葉になってしまったのですね。ただの喩えの言葉が余りにも強烈過ぎて、その強烈さに自分を合わせてしまったという例です。これが言葉の呪いです。
なので、あんまものを喩えるのは良くないんですよねえ。それが特にネガティブな言葉だと、それに引きずられて更に状況が悪化する事も充分あるのです。悪い言葉は受け入れちゃいかんのです。受け入れるなら極力良い言葉にした方が良いのです。