我思う



「同情」って言葉があるけど、これ何か不当な扱いを受けていやしないか、と思った。何ちゅか、上から見下ろして差別の意味合いも込められた優しさ、みたいな。でも、それはただの差別であって同情ではないような気がする。じゃあ「世界に優しさを!」とかそんなんだろか。それも同情だろう。でも、思想が混ざっている気がする。
もっと、掛け値為しに純粋な同情が欲しいのだ。例えば僕が誰かに物事を相談するとする。でも、それは別に相手の回答が欲しい訳じゃない。僕はむしろ自分でどのように回答を思いつくかに生き甲斐を感じる人間である。そんなんより、純粋に「大変なんだなあ」と同情して欲しい。それはもう、凄い勢いの同情が欲しい。僕が現在どのような辛苦を受け、どのように悩み、そしてそれがどれだけしんどい事なのかを隅々までその人の頭に巡らせ、想像させ、まるで我が事のように苦しんでもらいたい。いや、別に今それが欲しい訳じゃないけど。それをしてくれたら辛い時どんなに助けになるじゃろな、と思ったり。
ああ、そうか。カウンセラーはそういう力があるんかね。でも同情代5000円は高いからまた今度にしておこう。
ちなみに心底同情が出来る人は僕の中で「良い人」と決まっていて、それはあの傲慢で有名な島田紳介がその一人である。いや、殴っただの怒鳴るだの金に汚いだの言われてるけど、このおっさんは時々メチャメチャ優しいですよ。別に具体的に助けるって訳じゃないけど、本当に我が事のように「良かったなあ」て言ったりするのです。それがどれだけその人の為になるか。あと、柴田理恵も良いなあ。本気で泣いてるから。(テレビだろ、といわれたら返す言葉も無いけど)
皆さんもっとドシドシ同情しましょう。形だけの同情でもいいから、本気で同情しましょう。片手間にやるから侮辱になるのです。もっと、もっと…泣き大人になろう!!!他人の苦しみや怒りを共感してあげよう!!でもテレビの泣かせ番組はキモいから速攻でチャンネル変えるわたくし。