暇つぶしにドラクエ4を



やったら、エンディングで思いきり泣いてしまった。ぶわって。全てが終わって仲間がそれぞれの家族、コミュニティのところに帰っていく。それを主人公は一人で見守って、そして去っていく。最後にみんなと別れた主人公が戻るのは破壊し尽くされた自分の故郷だ。昔は花畑、今は毒の沼地になってしまった思いでの場所で一人佇む。そこで…。
いやー泣いた。しかもコレが何の台詞も無しに、ディフォルメされたキャラが淡々と行うのよ。いわば人形劇みたいなもんなんだけど、それが余計に寂しさを強調してね。ドラクエ5で主人公が石像になるシーンもそうだけど、4と5のこの切ない演出というのは今更ながらにただ事じゃ無いと思う。ツボった。無言の人形劇の切なさつーのは北野たけしの「dolls」でも思った事だな。
勿論こういう演出は当時の拙い技術が背景にあったのは否めないけど、僕はこういう「足りない」「空白のある」物語というのがすっごい好きだ。僕らは考える頭があるんだから、全てを説明されなくてもちゃんと脳が補完してくれるんだよね。