mixi転載



自分は生来の、そして完全な左利き なのだが、それに対して物凄く面白い事に気付いた。


きっかけは営業カレッジ時代に教わった事を反芻している 時だった。「あの時はこんな風に本を持って、こんな風に客先に売り込んだっけなあ」本を三冊持って「1分でいいから」と指を立てて。と、ここでふと自分の体勢を見てみると、わずかであるが僕の体は右に傾いている事に気付いた。
あくまでも無意識にだ。指を立てているのは左手なのだが、それに対して右側に僕は避けていた。何故だろうか。鏡で見るとその自分の姿がこの上なく不恰好に見えた。そこで、右に傾けてたのを今度は左に傾けてみる事にした。左手を前に出し、その方向に体を乗り出してみる。すると、今度は積極的なポーズに見えた。見えただけでない。自分のさっきまでダラダラとしていた思考が、一本引き締まったような気がしたのだ。
左に体を傾けただけである。
すると、今度はもう一つ別の事に気付いた。自分はその時ソファに座って本を読んでいたのだが、その姿は右手に本を持ち、右腕を開き、体も右側に重心を傾けていた。試しにそれを左右逆にしてみる。やはり。自分は左側の体を開いている方がこころなしか積極的な気分になれる。体を元の右側に戻してみると、何かから隠れているような気分になった。
今、パソコンに対し椅子をやや右側にズラし、体勢が左に傾くようにしてキーボードを叩いている。何か凄く楽しい。使ってなかった扉から水が溢れ出してるような、そんな感じだ。


何なんでしょうコレは。僕は左利きなのだが、それを今まで封印していたという事だろうか。右利きが当たり前の社会に適応していた結果、何かを閉じていたという事だろうか。
そういや、ピアノも主に使うのは右手だもんな。


「左」と「右」てのはもしかして思っていたよりも凄く重要な事なんじゃないか。しばらく研究してみようと思う。